岩国の星空と自然のギャラリー

テーマは「岩国の美しい空をいつまでも」☆彡  岩国天体同好会の活動を中心に、星空、自然、ローカルな話題を紹介していきます。         

2020年09月


今日(9/28)は、季節外れの夏季休暇でした。
家人から言いつけられた用事を早めに済ませ、晩夏の撮影対象をリストアップしたほか、火星の最接近に向けて、最大口径の「C11」(D280㎜FL2800㎜)での撮影練習をしました。

購入後、2年と半年のC11ですが、通算の使用回数は今回で7~8回目?・・・ (;'∀')
鏡筒重量は12kgなので、移動用としてはほぼ限界に近く、SXD2赤道儀の搭載限度(15kg)にギリといったところです。
元々は、ベランダでの惑星が主目的で購入しましたが、前回の火星接近は砂嵐が原因で表面模様がほとんど写らなかったことから、意気消沈し、重量級も原因して稼働率が低迷していました。

最近でこそ、月例会に持ち込み、参加者に大口径による観望を楽しんでいただこうと、その稼働方向性を変えつつあります。
でも、屋外に持ち出すには、やっぱり重いe~っ (≧▽≦)


前置きが長くなりましたが、
最接近の1週間前の火星を、C11で狙いました。
今日は風が強かったのでシーイングを心配しましたが、やっぱり「良」とは言えない状況でした。
それでも、比較的安定している方だと感じました。
しかし、問題は「雲」!
なんとなく悪い予感がしたので、高度40度あたり、午後9時30分頃から撮影を始めたことは正解だったです。

C11ほか撮影機材
DSCF5862

雲の往来が激しく、時折、薄雲が通過したりで安定しませんでした。
4枚撮った中の2枚目の「火星」です。
2020.09.28_21h49m


効率化を図るため、撮影直後に、ベランダでスタック(RegiStak5)です。
DSCF5851

先日ご紹介した「我流画像処理(惑星)」で超簡単処理です。
今回はマルチバンド・シャープは使用せず、軽いアンシャープと気持ち程度のレベル補正でした。
画像をクリックすると画面が切り替わり、もう一度クリックすると、さらに大きな画面になります
2020.09.28 22h00m 120fps 116フレーム ASI120MC CELESTRON C11 (2800㎜F10) X2バロー Vixen SXD2
2020.09.28_22_00
向かって中央左の白っぽい、上下2つの斑点は、火星の「山」ですね。
下が「オリンポス山」、上が「アルシア山」です。

この後、雲が多くなり、そのうちドン曇りになってしまいました。
早目に撮影を始めたことが功を奏したという結果です。

さすがに大口径の威力を感じますね。
2年前の接近のリベンジみたいなものですが、今回の最接近の前後にかけて、C11を稼働させたいと思っています。
ところで、
CMOSカメラを使ったPC液晶画面では表面模様は見やすいですが、
アイピースによる眼視では火星が明るすぎて模様の判別が難しいという一面もありますね。
また、シーイングが悪いと、火星模様はほとんど見えないという現実があります。
口径が大きいほどシーイングの影響を受けやすく、ガッカリさせられますねぇ。

来月の例会【10月4日(日)】は、
1ランク口径の小さいBKMAX180(18㎝マクストフ・カセグレン)を持ち込む予定です。
火星の高度が上がるまで、300倍で「木星」と「土星」をご覧いただこうと思います。
テーマの火星は、倍率を落として200倍で見るか、デジイチのクロップ動画での電子観望が面白いかも知れないです。

晴れると良いですネ!


投稿:イッシー 

昨日(9/27)も朝から、田んぼの草刈りでした。
随分しのぎやすくなったので、3時間余りの作業の疲れは、それほどでもなかったです。
しかし、刈っても刈ってもまだ伸びるので、来週もまた草刈り・・・(苦笑)

そして、
夜には、一昨日は撮り逃がした「火星」に望遠鏡を向けました。
秋風が吹く良い気候になったものの、シーイングは悪くなる一方のようですねぇ。

【元像】
2020.09.27  22h12m 120fps ASI120MC SkyWatcher BKMAK180 (2700㎜F15) X2バロー Vixen GPD2


同日 22h22mの別画像をRegiStak5でスタック(2187フレーム中76フレームをコンポジット)し、ステライメージVer.8で画像処理を施しました。
2020.09.27

最接近まで1週間と迫ってきました。
今夜(9/28)も晴れたら、いよいよ「C11」(D280㎜FL2800㎜)を登場させたいと思います。

最後は、蛇足!
鏡筒を外気に馴染ませている間に撮った「月」です。
久しぶりの「月」は、BKMAK180 (2700㎜F15)の直焦点なのですが、2700㎜(APS-Cサイズ)でもこの程度の大きさなんですねぇ。
2020.09.27_moon
コペルニクスを強拡大しようと、2倍バローレンズを取り付けたのですが、非力な架台(GPD2)では「ミラーショック」でブレブレ、、、 お話しになりませんでしたぁ~。

お粗末!


投稿:イッシー

あっと言う間の4連休も終わりです。
9/19(土) 田圃の草刈り
9/20(日) 終日ぼぉーっ、深夜に火星撮
9/21(月) 田舎(長門市)に帰省
9/22(火) 田圃の草刈り・・・岩国も長門もウンカの大打撃を受け、今年のコメは不況です!

9/21(月)の帰省から岩国に戻り、ベランダに機材をセットした後、ちょこっと横になって休みました。

ハッと目が覚めたら夜中の1時
・・・すっかり寝坊をしてしまい、意中の火星はベランダの庇の遥かに! 撮影を諦めざるを得ませんでした。。。
その後は眠れなくなり、ヤフオク!を物色していたら益々眠れなくなりました。

そう言えば、
つい最近、天文ショップ「スコーピオ」というショップの店長さんからご厚志をいただき、とある部品を「タダ」で譲っていただいたことを思い出しました。
スコーピオ 

http://www.tele-scorpio.jp/shop/shopbrand.html?search=&prize1=%c3%e6%b8%c5


ビクセン社の「GP用微動クラッチ」という部品です。
手動(粗動)とモーター(追尾)の切替えを瞬時に行うための便利アイテムですが、中古市場に出回ることが少なく、今や「希少品」で、ほぼ新品と同額で落札(売買)されています。
赤い円内が「GP用微動クラッチ」で、それを2個も無償で譲っていただきました。
青い四角の「AP微動ツマミ」(税別@850円)を購入することが条件ではありましたが、それにしても店長さんの心暖まるご配慮に感謝しています。
DSC_1188

なんてことを考えながら、気が付いたら、午前3時30分を回っていました。
ベランダでの温度順応は十分であったにも関わらず、シーイングはメタメタでした。
それでも、他にベランダから撮れるものはないので、巨光(-4.1等)を放つ「金星」を狙いました。

シリウスでピントを合わせたつもりですが、「甘い」画になっています。
電動フォーカサーがあればいいんでしょうが、大掛かり(大金)になってしまうので、私のような稼働率では、勿体なくって買う気になれませんw

構図がまずく、回転・トリミングしても、この程度の画です。
2020.09.22 04h33m 120fps ZWO ASI120MC SkyWatcher BKMAX180 (2700㎜F15) X2バロー トリミング Vixen GPD2
2020.09.22_04_33_48

無理やり「縦軸」を合わせてみました。
2020.09.22_04_33

若干、黄色を帯びている(金星の表面模様?)ようです。


10月6日の最接近まで、
晴れた日には、なるべく「火星」を追い続けたいですが、歳なので、根気が続きそうにないです ( ;∀;)


投稿:イッシー

 レンズのピントを調節し直して、再びIC1396を撮影しました。夜半から薄雲がかかり始める予報だったので、8時過ぎから11時30分頃までの間に撮影しました。

画像1. IC1396
     CANON EOS 6D 200mm(F3.5) ISO2500
    オプトロン L-Proフィルター 
    3分露出×54枚コンポジット
01_IC1396_200921_6D_54

画像2. IC1396
             SONY α7 CANON EF 200mm(F3.5) ISO2500
      アイダス LPS D1フィルター 
      3分露出×55枚コンポジット
02_IC1396_200921_S7_55

画像3. IC1396
              CANON EOS X6i 200mm(F3.5) ISO1600
    サイトロンQuadBPⅡフィルター 
    3分露出×54枚コンポジット
03_IC1396_200921_X6b_54


画像4. IC1396
     CANON EOS X6i 300mm(F5.6) ISO3200
    アイダスLPS-V4フィルター 
    3分露出×54枚コンポジット
04_IC1396_200921_X6c_54

 56枚目からは薄曇りの影響が出ていましたのでカットしました。予報通りの空模様でした。
 前々回、300mm(F5.6)の画像が3時間近くの露出の間に回転していることがわかりましたので、極軸の修正を始めとしていくつかの対処をしました。画像が回転していると画像処理後に同心円状の縞模様が出てしまいました。今回はそのような縞模様が出なかったのは極軸を修正したからでしょうか(?)。
 フルサイズでは縞模様は出ない(?)のですが、APS-Cサイズでは縞模様が見られます。その理由がわからないまま現在に至っています。そのうち解決する方法が見つかるとよいのですが・・・。(O.T.)





 今月の例会に参加できなくて残念でした。どうしても自宅にいなければならない用があって参加できませんでした。それならばと、インターバルタイマーのスイッチを押してそのまま放置しておく方法で2つの対象を撮影しました。NGC281とIC1805,1848の画像をアップします。

画像1. NGC281とIC59、63
     CANON EOS 6D 200mm(F3.5) ISO2500
    オプトロン L-Proフィルター 
    3分露出×62枚コンポジット
01_281_200920_6D_62




画像2. 
NGC281とIC59、63
    SONY α7 CANON EF 200mm(F3.5) ISO2500
     アイダス LPS D1フィルター 
     3分露出×60枚コンポジット
02_281_200920_S7_60



画像3. IC1805、1848
    
 CANON EOS 6D 200mm(F3.5) ISO2500
    オプトロン L-Proフィルター 
    3分露出×60枚コンポジット

03_IC1805_1848_200920_6D_60



画像4. IC1805、1848
    
SONY α7 CANON EF 200mm(F3.5) ISO2500
     アイダス LPS D1フィルター 
     3分露出×60枚コンポジット
 

04_IC1805_1848_200920_S7_60

 撮影中は晴れていたらしく、失敗の画像もなく良かったです。しかし、あと2本のレンズはピントがずれていました。原因は温度変化によるものかどうかわかりません。
 それにしても、例会には参加したかったですね。今まで、ほとんど写真撮影ばかりやってきましたので大きな口径の光学系で観望したことはほとんどなく本当に残念でした。(O.T.)





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