岩国の星空と自然のギャラリー

テーマは「岩国の美しい空をいつまでも」☆彡  岩国天体同好会の活動を中心に、星空、自然、ローカルな話題を紹介していきます。         

2020年11月

同好会メンバーの「S村さん」が太陽望遠鏡を購入されたとの知らせをいただきました。
昨日(11/29)、市役所空き地で披露宴&ファーストライトでした。

やや興奮気味に太陽望遠鏡を組み上げるS村さん
 赤道儀(SkyWatcher EQ5)は、みずがめ座さんのご厚志によりS村さんが譲り受けた架台です(*'▽')
・DSC_1405
         (立派な収納アルミケース)

太陽望遠鏡は、なんと! ラント社の8㎝LS80THα/PT/B1200
 対物フードは、伸縮式です!
・DSC_1406

対物レンズは2枚玉ED8㎝、F7(FL560㎜)というスペック! 素晴らしい(*''▽'')
DSC_1407

透過バンドをHα線に合致させる方法は「エアーチューニング方式」が採用されています
(画像手前のカッコ良いグリップを回しながら太陽彩層面が一番良く見えるよう調整します)
・DSC_1408

重厚な接眼部、精密なピントノブ(デュアルスピードフォーカサー)、ズーム式アイピース(7.2~21.5㎜)
・DSC_1409


☀私のコロナド社ソーラーマックス(6㎝)がちっちゃく見えますねぇ (;'∀')
 架台は太陽専用ソーラークエストマウント(自動導入・自動追尾)です
・DSC_1411
口径2㎝の差は大きいです
・DSC_1412

太陽に向かう2台の異母兄弟の望遠鏡
左:老舗 ~ コロナド社(イッシー)
右:のれん分け ~ ラント社(S村さん)
・DSC_1414


S村さんにとっては、プレデビューの市役所空き地でした。
途中で、若い頃は黒点や月面のスケッチをしていたという散歩中の珍客も訪れ、賑やかになりました。

終始ご満悦なS村さんの決めポーズ👍👍
・・DSC_1418

グランドデビューは、12月4日(金)とのこと。
太陽観望会は、必ず「驚きと感動」を与えてくれるはずです
喜ぶ生徒さん達の顔が思い浮かびますね (´▽`*)


写真を撮るヒマがなかったので、
一昨日(11/28土)の自宅ベランダにて、スマホ・カメラで、コロナド社ソーラーマックスで撮った太陽を添付します。
薄雲がありましたが、中規模な黒点が出現しています。
1


12月4日(金)は、まだ、この黒点は見えているはずです。
そして、太陽望遠鏡の一番の醍醐味である「プロミネンス」の大物を期待しています。


投稿:イッシー
[注釈] 
太陽族とは、太陽望遠鏡を所有する仲間たち、太陽の魅力に憑りつかれた俗集団です (笑)


11月24日朝5:00起きでもうすぐ地平線に沈む6等星クラスのエラスムス彗星(C/2020 S3)を連日
5:00起きで撮影しましたが、高度10度の朝方は晴れていても雲が多く24日以降29日まで良い天気は
ありませんでした。

今日の朝は久しぶりに雲もなく好天気でした。
撮影場所は超お手軽。自宅2階の寝室出窓より撮影しました。

まずは11月24日の一枚です。
D810A レンズはRedCat50 250mm ISO6400 1.3秒 11枚コンポジット フルサイズをAPSサイズにトリミング 5:40~5:42 三脚固定撮影
エラスムス彗星11.24 - コピー
上側の電線の下付近にぼんやり見えます。
この時は薄雲があったような感じでした。

11月29日
同じくAPSサイズ ISO3200 S/S2.0秒 10枚コンポジット 5:50~5:51

エラスムス彗星(C2020 S3)-001 - コピー

これをトリミングすると彗星の尾が少し見えます。

エラスムス彗星(C2020 S3) - コピー


そのわずか3分後には雲が出て、しかも空は白地んできました。
彗星に位置は金星の南10度の位置を目安に探しました。
電線の上側でした。
東側は基地の照明と街路灯増設でかなり明るいです。
赤い光は基地の管制塔の光でした。

DSC_0296 - コピー

投稿:M-Y

 11月26日午前3時、月が西の空に沈んでからオリオン座のエンゼルフィッシュを狙いました。露出3分で40枚撮影しましたが、途中で雲がかかったりした影響で使える画像は14枚、15枚程度でした。とりあえず何とか画像処理しましたので掲載します。どこを画像の中心にすればいいのかよくわからなかったので、構図が不自然になりました。来月には再度挑戦してみようと思います。

  Sh2-264(エンゼルフィッシュ):オリオン座

1. Canon EF 200mm(F2.8→F4)
  Canon EOS6D ISO3200
  露出3分×14枚コンポジット
  オプトロンL-Proフィルター使用
01_Sh2-264_201126_6D_14

2. Canon EF 200mm(F2.8→F4)
  Sonyα7 ISO3200
  露出3分×15枚コンポジット
  アイダスNB1フィルター使用
02_Sh2-264_201126_a7_15

3. Canon FD 300mm(F2.8→F4)
  Sonyα7R ISO3200
  露出3分×15枚コンポジット
  アイダスNB1フィルター使用
03_Sh2-264_201126_a7R_14

 枚数が少ないことと空の条件が悪かったため画像が荒くなってしまいました。しかし、次の撮影に向けて準備が出来ました。月齢も11を超えてきましたので、今回で11月の撮影も終わりです。次の撮影は12月8日から22日頃になるでしょうか。(O.T.)






  

 11月24日の午前1時すぎ、目が覚めて外にでると空は快晴でした。これなら、これから2つぐらいの対象は撮影できると思い撮影を開始しました。1枚目はオリオン座の中心付近、2枚目はおおいぬ座のIC2177(わし星雲)です。2枚目のわし星雲の画像から掲載します。

1.  IC2177(わし星雲):おおいぬ座
     Canon EF 200mm(F2.8→F4)
  Sonyα7 ISO3200
  露出3分×40枚コンポジット
  アイダスNB1フィルター使用
03_IC2177_201123_a7_3m_40

2.  IC2177(わし星雲):おおいぬ座
     Canon FD 300mm(F2.8→F4)
  Sonyα7R ISO3200
  露出3分×40枚コンポジット
  アイダスNB1フィルター使用
04_IC2177_201123_a7R_3m_40_1

 画像の左下を拡大しました。
NGC2359_201123_a7R_3m_40_1

 画像の左下に明るい散光星雲が観られます。これはNGC2359です。NGC2359はトールヘルメットととも呼ばれる散光星雲で、中心星がラルフ-ライエット星WR7のまわりの散光星雲です。(調べて初めて知りました。) NGC2359はもっと長い焦点距離の光学系で狙いたいですね。

 次はオリオン座中心部を掲載します。

3.  オリオン座中心部
     Canon EF 200mm(F2.8→F4)
  Sonyα7 ISO3200
  露出3分×41枚コンポジット
  アイダスNB1フィルター使用
01_Orion_201123_a7_3m_41

4.  オリオン座中心部
     Canon FD 300mm(F2.8→F4)
  Sonyα7R ISO3200
  露出3分×38枚コンポジット
  アイダスNB1フィルター使用
Orion_201123_a7R_3m_38_2

 淡い星雲も表現したかったので画像処理をきつめにしたためカラーバランスが崩れているようです。この辺りは淡い星雲がうようよしているのでしょう。そういうことでM42は白く飛んでしまいました・・・。(O.T.)





 前回投稿しました、「IC2118魔女の横顔」を撮りなおしました。2時間余りの露出が出来ましたのでそれなりに写っています。

 IC2118 魔女の横顔 :オリオン座

1. CanonFD 300mm(F2.8→F4)
       Sonyα7R ISO3200
  露出3分×43枚コンポジット
  アイダスNB1フィルター使用

01_IC2118_201121_a7R_3m_43

2. CanonEF 200mm(F2.8→F4)
       Sonyα7 ISO3200
  露出3分×43枚コンポジット
  アイダスNB1フィルター使用
02_IC2118_201121_a7_3m_43

3. CanonEF 200mm(F2.8→F4)
       Canon EOS6D ISO3200
  露出3分×43枚コンポジット
  オプトロンL-Proフィルター使用
03_IC2118_201121_6D_3m_43

 200mmレンズはリゲル(オリオン座β)のゴーストが出てしまいます。発色はオプトロンL-Proフィルターを使用したEOS6Dの画像が自然(?)でいいと思います。 

 続いて、きりん座とペルセウス座の境界にあるSh2-205(境界に乗っています)とNGC1491(ペルセウス座)を撮影しましたのでつぎに掲載します。

   Sh2-205,NGC1490 :きりん座、ペルセウス座

4.    CanonFD 300mm(F2.8→F4)
       Sonyα7R ISO3200
  露出3分×68枚コンポジット
  アイダスNB1フィルター使用
04_Sh2-205_NGC1491_201121_a7R_3m_68

5.    CanonEF 200mm(F2.8→F4)
       Sonyα7 ISO3200
  露出3分×59枚コンポジット
  アイダスNB1フィルター使用
05_Sh2-205_NGC1491_201121_a7_3m_59

6.    CanonEF 200mm(F2.8→F4)
       Canon EOS6D ISO3200
  露出3分×42枚コンポジット
  アイダスNB1フィルター使用
06_Sh2-205_NGC1491_201121_6D_3m_42

 Sh2-205を中心にして撮影したのですが、NGC1490が意外と明るく目立つのでびっくりしました。ここは初めて撮影しました。画像4.5.6.でコンポジット枚数が違うのは月(月齢6.2)が出ていたためその影響を考えて変えてあります。
 
 最後に、相変わらずおうし座の超新星残骸に挑戦してみました。しかし、今まで以上のものは撮れなかったです。
 
 Sh2-240(おうし座超新星残骸)

7.    CanonFD 300mm(F2.8→F4)
       Sonyα7R ISO3200
  露出3分×53枚コンポジット
  アイダスNB1フィルター使用
  周辺のカブリの補正が出来ないのでトリミングしました。
07_Sh2-240_201121_a7R_3m_53

8.    CanonEF 200mm(F2.8→F4)
       Sonyα7 ISO3200
  露出3分×53枚コンポジット
  アイダスNB1フィルター使用
08_Sh2-240_201121_a7_3m_53

9.    CanonEF 200mm(F2.8→F4)
       Canon EOS6D ISO3200
  露出3分×53枚コンポジット
  オプトロンL-Proフィルター使用
09_Sh2-240_201121_6D_3m_53

 オプトロンL-Proフィルターを使用したEOS6Dの画像でも微かにSh2-240が確認できます。この画像はPhotoShopのトーンカーブで少し処理しています。色調も自然な感じが出ているように思います。(O.T.)

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