岩国の星空と自然のギャラリー

テーマは「岩国の美しい空をいつまでも」☆彡  岩国天体同好会の活動を中心に、星空、自然、ローカルな話題を紹介していきます。         

2021年02月

みずがめ座さんから新着画像が届きました。

由宇町の潮風公園で撮影された「黄金の月の道」です。
2021年02月28日(日)19時24分
不思議な写真ですね。
まるで映像を見ているかのように、月に照らされた海面がゆらゆらと揺れて見えます。
二夜続けての撮影行でのスーパーショットです
20210228192433_IMG_9064
[一言コメント]
 月明かりで、星が撮れない日には「月」を撮ります。
 惜しくも満月ではないのが残念です。
 私は「月」にこだわりたいと思います。
 見事な大きな月が昇り、満足でした。


代理投稿:イッシー

吉三です。国立天文台の原稿をお借りしてお届けします。

3月の三日月は船のかたち

ご存じの方も多いと思いますが、春の三日月は光っている部分が下向きに沈んでいき
船のかたちになっています。
これは月の通り道(白道)の月没時の傾きが垂直に近くなるためで、
真下近くから太陽に照らされているからです。
一方、秋は白道が水平に近い傾きのため立った月のまま沈んでいきます。

岩国ではむつかしいかもしれませんが、水平線に沈む三日月が見れる場所に行けば
月の明かりが海を照らし、すばらしい景色になるのではないでしょうか。
今月は13日が新月のため、15日頃から少しづつ太くなるのでぜひ眺めてください。

今月の星空(2021年3月)
今月の星空・天文現象はアストロアーツの「星空ガイド」を引用させていただいています。
https://www.astroarts.co.jp/official/about-j.shtml

3月星空ガイド


3月の天文現象
  
  3月4日ごろ  火星とプレアデス星団が接近
  3月5日ごろ  水星と木星が大接近(東京00°19′)
  3月6日(土) 水星が西方最大離角  
  3月8日(月) ベスタがしし座で衝
  3月9日ごろ  はくちょう座χ星が極大のころ
  3月10日(水) 細い月と土星が接近
  3月19日(金) 月と火星が接近
  3月23日(火) ふたご座k星(3.6等星)の食
  3月30日(火) おとめ座k星(4.3等星)の食

3月10日の朝方5時に起きられた方は、東の空を眺めてみましょう。
やぎ座に注目です。
0.7等級の土星、月齢26の細い月、-2等級の木星、低いところに0.1等級の水星らが集合しています。
水星は太陽に近いためなかなか見られない衛星ですが、6日に西方最大離角となっており
見つけやすくなっているのではないでしょうか。

太陽関連です。
太陽に興味がない人は、この記事はスルーしてください (´▽`*)


太陽は、彩層面とプロミネンスを同時に撮影することが難しいです。
これまでの撮影では、それぞれを別撮りし、それぞれ別の画像として投稿してきました。
今回紹介するのは、1枚の太陽画像(彩層面)の画像処理を行うにより、もう1つの画像(白飛びプロミネンス)を取得し、その2つの画像を合成【コンポジット】するという方法です。

以下、その方法の紹介です。
①1枚の太陽画像(彩層面)
11 2021.02.23_10_35
②上記①を「レベル補正」により「白飛び」させ、プロミネンス画像を取得します。
 白飛びにより①の画像に隠れていた「プロミネンスの情報」を引き出したことになりますね。
12 レベル補正後
③これにより2枚の画像を取得することができました。
13比較画像
④この2枚をステライメージで合成【コンポジット】します。
14 無題
⑤上記④により得られた画像をステライメージで「疑似カラー」化します。
15 無題-1
⑥最後にステライメージの「Lab色彩補正」で全体の調子を整え、完成です
(画像をクリックすると画面が切り替わり、もう一度クリックすると大きな画像になります)
16 コンポジット後の疑似カラー Lab調整


なお、
⑦先に「疑似カラー」化した2枚の画像をコンポジットしたら、どんな画像になるでしょうか。
(左:①を疑似カラー化、右:②を疑似カラー化)
21 比較画像
⑧この疑似カラー化した2枚をコンポジットすると・・・
22 疑似カラー後のコンポジット

⑥と⑧を並べて、比較してみましょう。
 見た目、⑧は、太陽リムがブルーラインになりますが、⑥に比べ立体感を感じるのは眼の錯覚でしょうかねぇ?
33 比較画像

みなさんは、どちらがお好みでしょうか

ところで、
今回の太陽画像は、2月23日(祭日)に撮影したものです。
向かって2時の方角に見えるプロミネンスは、中規模なものでした。
2021.02.23_10_17

このプロミネンスは、翌日(2月24日)に巨大化し、翌々日(2月25日)にはモンスターとなりました。
私は平日は太陽撮影ができませんが、
周南天文同好会の「Atluxさん」が、モンスター化したプロミネンスの撮影に成功されています。
URLをご紹介しますので、興味がある方は是非ご覧いただければと思います。
https://ameblo.jp/atlux-c11/entry-12658882632.html


投稿:イッシー

岩国天体同好会の若頭である「S村さん」から月面写真のメール送信がありました。
(S村さんの年齢は想像にお任せいたしますが(笑))

一言コメント  「月を撮りました。なかなか綺麗な月でした🌓」 とのこと。

【撮影データ】
日 時: 2021.02.22 21h55m
鏡 筒: SVBON SV48
赤道儀:  SkyWatcher EQ5GOTO(「みずがめ座さん」から譲り受けた架台)
カメラ :  オリンパスTG-4
接眼鏡:  VixenNPL40㎜
その他:  手持ちコリメート
(画像をクリックすると画面が切り替わり、もう一度クリックすると大きな画像になります)
P2220273


ところで、
私は「SVBONY SV48」を知りませんでした。
ネットで検索すると・・・

SVBONY社のHPより
 口径  90㎜
 焦点 500㎜
 F値   5.5
・精悍な面構え
51rpvMx8gkL__AC_SL1200_

・スタイリッシュな横顔
519J7ROu5JL__AC_SL1200_


・精巧な造り
61vFDKqvIVL__AC_SL1200_

直ぐに取り出せるサブ機として、私も欲しくなってしまいましたぁ~


S村さん
次なる投稿をお待ちしております ☆彡


代理投稿:イッシー

内心は恥ずかしいのですが、
使いこなせないでいる「ASI178MM」で昨日(2/20)撮った画像を投稿します。

【昼の部】
1 DSC_1546
派手なプロミネンス、ダークフィラメント、フレア、黒点は出現していなかったです。
2 2021.02.20_10_57
弄りまわした挙句、フォトショップエレメンツを使って、見た目に近い「赤」に変換してみました。
3 2021.02.20_10_57_color
小規模なプロミネンスを強調するため、白く飛ばしてみましたぁ。
4 2021.02.20_11_02-1
上の画の下半分を切り撮った画です。
左右ともに奇妙な形ではあります (笑)
5 2021.02.20_harf
冒頭の画の左下(1/4)を切り取ってみました。
(シャープを効かせています
6 2021.02.20 -10_57-1

ところで、
いつ出現するか分からない巨大プロミネンスに備え((笑e))、5倍バローレンズの中古品をゲットしました。
6-1 X5バロー
この品物は国内在庫切れで、再入荷の予定がありません。
そこで、
UTN(個人売買掲示板)に「譲ってください」を掲示していたところ、譲渡者が現れました。
その人は、
ペンネーム:ryutaoさん、天文ファンであればピン!とくるのではないでしょうか。
ES社5倍バローレンズ、早速使ってみました。
7 DSC_1545
昨日は小さなプロミネンスだったので迫力に欠けますが・・・
8 11_12_04_g4_ap1841
蛇足ですが、
1月30日に撮影した「中規模プロミネンス」の画を「反転」させてみました。
次回以降に、比較的大きなプロミネンスが出現したら、この方法で強調してみようと思います。
9 反転 2021.01.30



【夜の部】
998DSC_1549
夜には、ASI178MMの月面撮影での相性のテスト撮影を行いました。
寝ぼけた画ですが、記録としての「画」です。
🌓アペニン山脈付近
画像をクリックすると画面が切り替わり、もう一度クリックすると大きな画像になります
2021.02.20_21_45

YouTube動画をご覧ください。
(右下の「YouTube」をクリックし、拡大画面にすると迫力が増すと思います)



ということで、
まだまだ使えそうな「ASI178MM」を、もう少し使ってみようと思っています。

投稿:イッシー

【+α
2021.02.21_10h15m
本日(2/21)、淡いですが細長いプロミネンスが出現していました。
カメラが原因と思われますが、年輪状のイヤぁ~な干渉模様をどうやっても除去できません。
「反転」画像とのコラボを追加アップしておきます。
お恥ずかしい画像ですが、何卒お許しを・・・(´▽`*)
(ES社5倍バローレンズ使用)
2021.02.21_10_15_反転コラボ







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