2021年02月
2021年3月の星空
吉三です。国立天文台の原稿をお借りしてお届けします。
3月の三日月は船のかたち
ご存じの方も多いと思いますが、春の三日月は光っている部分が下向きに沈んでいき
船のかたちになっています。
これは月の通り道(白道)の月没時の傾きが垂直に近くなるためで、
真下近くから太陽に照らされているからです。
一方、秋は白道が水平に近い傾きのため立った月のまま沈んでいきます。
岩国ではむつかしいかもしれませんが、水平線に沈む三日月が見れる場所に行けば
月の明かりが海を照らし、すばらしい景色になるのではないでしょうか。
今月は13日が新月のため、15日頃から少しづつ太くなるのでぜひ眺めてください。
今月の星空(2021年3月)
今月の星空・天文現象はアストロアーツの「星空ガイド」を引用させていただいています。
https://www.astroarts.co.jp/official/about-j.shtml
3月の天文現象
3月4日ごろ 火星とプレアデス星団が接近
3月5日ごろ 水星と木星が大接近(東京00°19′)
3月6日(土) 水星が西方最大離角
3月8日(月) ベスタがしし座で衝
3月9日ごろ はくちょう座χ星が極大のころ
3月10日(水) 細い月と土星が接近
3月19日(金) 月と火星が接近
3月23日(火) ふたご座k星(3.6等星)の食
3月30日(火) おとめ座k星(4.3等星)の食
3月10日の朝方5時に起きられた方は、東の空を眺めてみましょう。
やぎ座に注目です。
0.7等級の土星、月齢26の細い月、-2等級の木星、低いところに0.1等級の水星らが集合しています。
水星は太陽に近いためなかなか見られない衛星ですが、6日に西方最大離角となっており
見つけやすくなっているのではないでしょうか。
3月の三日月は船のかたち
ご存じの方も多いと思いますが、春の三日月は光っている部分が下向きに沈んでいき
船のかたちになっています。
これは月の通り道(白道)の月没時の傾きが垂直に近くなるためで、
真下近くから太陽に照らされているからです。
一方、秋は白道が水平に近い傾きのため立った月のまま沈んでいきます。
岩国ではむつかしいかもしれませんが、水平線に沈む三日月が見れる場所に行けば
月の明かりが海を照らし、すばらしい景色になるのではないでしょうか。
今月は13日が新月のため、15日頃から少しづつ太くなるのでぜひ眺めてください。
今月の星空(2021年3月)
今月の星空・天文現象はアストロアーツの「星空ガイド」を引用させていただいています。
https://www.astroarts.co.jp/official/about-j.shtml
3月の天文現象
3月4日ごろ 火星とプレアデス星団が接近
3月5日ごろ 水星と木星が大接近(東京00°19′)
3月6日(土) 水星が西方最大離角
3月8日(月) ベスタがしし座で衝
3月9日ごろ はくちょう座χ星が極大のころ
3月10日(水) 細い月と土星が接近
3月19日(金) 月と火星が接近
3月23日(火) ふたご座k星(3.6等星)の食
3月30日(火) おとめ座k星(4.3等星)の食
3月10日の朝方5時に起きられた方は、東の空を眺めてみましょう。
やぎ座に注目です。
0.7等級の土星、月齢26の細い月、-2等級の木星、低いところに0.1等級の水星らが集合しています。
水星は太陽に近いためなかなか見られない衛星ですが、6日に西方最大離角となっており
見つけやすくなっているのではないでしょうか。
1枚の画像をコンポジットする?
太陽関連です。
太陽に興味がない人は、この記事はスルーしてください (´▽`*)
太陽は、彩層面とプロミネンスを同時に撮影することが難しいです。
これまでの撮影では、それぞれを別撮りし、それぞれ別の画像として投稿してきました。
今回紹介するのは、1枚の太陽画像(彩層面)の画像処理を行うにより、もう1つの画像(白飛びプロミネンス)を取得し、その2つの画像を合成【コンポジット】するという方法です。
以下、その方法の紹介です。
①1枚の太陽画像(彩層面)
②上記①を「レベル補正」により「白飛び」させ、プロミネンス画像を取得します。
白飛びにより①の画像に隠れていた「プロミネンスの情報」を引き出したことになりますね。
③これにより2枚の画像を取得することができました。
④この2枚をステライメージで合成【コンポジット】します。
⑤上記④により得られた画像をステライメージで「疑似カラー」化します。
⑥最後にステライメージの「Lab色彩補正」で全体の調子を整え、完成です☀
(画像をクリックすると画面が切り替わり、もう一度クリックすると大きな画像になります)
なお、
⑦先に「疑似カラー」化した2枚の画像をコンポジットしたら、どんな画像になるでしょうか。
(左:①を疑似カラー化、右:②を疑似カラー化)
⑧この疑似カラー化した2枚をコンポジットすると・・・
⑥と⑧を並べて、比較してみましょう。
見た目、⑧は、太陽リムがブルーラインになりますが、⑥に比べ立体感を感じるのは眼の錯覚でしょうかねぇ?
みなさんは、どちらがお好みでしょうか ☀
ところで、
今回の太陽画像は、2月23日(祭日)に撮影したものです。
向かって2時の方角に見えるプロミネンスは、中規模なものでした。
このプロミネンスは、翌日(2月24日)に巨大化し、翌々日(2月25日)にはモンスターとなりました。
私は平日は太陽撮影ができませんが、
周南天文同好会の「Atluxさん」が、モンスター化したプロミネンスの撮影に成功されています。
URLをご紹介しますので、興味がある方は是非ご覧いただければと思います。
https://ameblo.jp/atlux-c11/entry-12658882632.html
投稿:イッシー
太陽に興味がない人は、この記事はスルーしてください (´▽`*)
太陽は、彩層面とプロミネンスを同時に撮影することが難しいです。
これまでの撮影では、それぞれを別撮りし、それぞれ別の画像として投稿してきました。
今回紹介するのは、1枚の太陽画像(彩層面)の画像処理を行うにより、もう1つの画像(白飛びプロミネンス)を取得し、その2つの画像を合成【コンポジット】するという方法です。
以下、その方法の紹介です。
①1枚の太陽画像(彩層面)
②上記①を「レベル補正」により「白飛び」させ、プロミネンス画像を取得します。
白飛びにより①の画像に隠れていた「プロミネンスの情報」を引き出したことになりますね。
③これにより2枚の画像を取得することができました。
④この2枚をステライメージで合成【コンポジット】します。
⑤上記④により得られた画像をステライメージで「疑似カラー」化します。
⑥最後にステライメージの「Lab色彩補正」で全体の調子を整え、完成です☀
(画像をクリックすると画面が切り替わり、もう一度クリックすると大きな画像になります)
なお、
⑦先に「疑似カラー」化した2枚の画像をコンポジットしたら、どんな画像になるでしょうか。
(左:①を疑似カラー化、右:②を疑似カラー化)
⑧この疑似カラー化した2枚をコンポジットすると・・・
⑥と⑧を並べて、比較してみましょう。
見た目、⑧は、太陽リムがブルーラインになりますが、⑥に比べ立体感を感じるのは眼の錯覚でしょうかねぇ?
みなさんは、どちらがお好みでしょうか ☀
ところで、
今回の太陽画像は、2月23日(祭日)に撮影したものです。
向かって2時の方角に見えるプロミネンスは、中規模なものでした。
このプロミネンスは、翌日(2月24日)に巨大化し、翌々日(2月25日)にはモンスターとなりました。
私は平日は太陽撮影ができませんが、
周南天文同好会の「Atluxさん」が、モンスター化したプロミネンスの撮影に成功されています。
URLをご紹介しますので、興味がある方は是非ご覧いただければと思います。
https://ameblo.jp/atlux-c11/entry-12658882632.html
投稿:イッシー
S村さん初投稿
岩国天体同好会の若頭である「S村さん」から月面写真のメール送信がありました。
(S村さんの年齢は想像にお任せいたしますが(笑))
一言コメント ➢ 「月を撮りました。なかなか綺麗な月でした🌓」 とのこと。
【撮影データ】
日 時: 2021.02.22 21h55m
鏡 筒: SVBON SV48
赤道儀: SkyWatcher EQ5GOTO(「みずがめ座さん」から譲り受けた架台)
カメラ : オリンパスTG-4
接眼鏡: VixenNPL40㎜
その他: 手持ちコリメート
(画像をクリックすると画面が切り替わり、もう一度クリックすると大きな画像になります)
ところで、
私は「SVBONY SV48」を知りませんでした。
ネットで検索すると・・・
SVBONY社のHPより
口径 90㎜
焦点 500㎜
F値 5.5
・精悍な面構え
・スタイリッシュな横顔
・精巧な造り
直ぐに取り出せるサブ機として、私も欲しくなってしまいましたぁ~
S村さん
次なる投稿をお待ちしております ☆彡
代理投稿:イッシー
「ASI178MM」な1日+「動画」+α
内心は恥ずかしいのですが、
使いこなせないでいる「ASI178MM」で昨日(2/20)撮った画像を投稿します。
【昼の部】
派手なプロミネンス、ダークフィラメント、フレア、黒点は出現していなかったです。
弄りまわした挙句、フォトショップエレメンツを使って、見た目に近い「赤」に変換してみました。
小規模なプロミネンスを強調するため、白く飛ばしてみましたぁ。
上の画の下半分を切り撮った画です。
左右ともに奇妙な形ではあります (笑)
冒頭の画の左下(1/4)を切り取ってみました。
(シャープを効かせています☀)
ところで、
いつ出現するか分からない巨大プロミネンスに備え((笑e))、5倍バローレンズの中古品をゲットしました。
この品物は国内在庫切れで、再入荷の予定がありません。
そこで、
UTN(個人売買掲示板)に「譲ってください」を掲示していたところ、譲渡者が現れました。
その人は、
ペンネーム:ryutaoさん、天文ファンであればピン!とくるのではないでしょうか。
ES社5倍バローレンズ、早速使ってみました。
昨日は小さなプロミネンスだったので迫力に欠けますが・・・
蛇足ですが、
1月30日に撮影した「中規模プロミネンス」の画を「反転」させてみました。
次回以降に、比較的大きなプロミネンスが出現したら、この方法で強調してみようと思います。
【夜の部】
夜には、ASI178MMの月面撮影での相性のテスト撮影を行いました。
寝ぼけた画ですが、記録としての「画」です。
🌓アペニン山脈付近
(画像をクリックすると画面が切り替わり、もう一度クリックすると大きな画像になります)
YouTube動画をご覧ください。
(右下の「YouTube」をクリックし、拡大画面にすると迫力が増すと思います)
ということで、
まだまだ使えそうな「ASI178MM」を、もう少し使ってみようと思っています。
投稿:イッシー
【+α】
2021.02.21_10h15m
本日(2/21)、淡いですが細長いプロミネンスが出現していました。
カメラが原因と思われますが、年輪状のイヤぁ~な干渉模様をどうやっても除去できません。
「反転」画像とのコラボを追加アップしておきます。
お恥ずかしい画像ですが、何卒お許しを・・・(´▽`*)
(ES社5倍バローレンズ使用)
使いこなせないでいる「ASI178MM」で昨日(2/20)撮った画像を投稿します。
【昼の部】
派手なプロミネンス、ダークフィラメント、フレア、黒点は出現していなかったです。
弄りまわした挙句、フォトショップエレメンツを使って、見た目に近い「赤」に変換してみました。
小規模なプロミネンスを強調するため、白く飛ばしてみましたぁ。
上の画の下半分を切り撮った画です。
左右ともに奇妙な形ではあります (笑)
冒頭の画の左下(1/4)を切り取ってみました。
(シャープを効かせています☀)
ところで、
いつ出現するか分からない巨大プロミネンスに備え((笑e))、5倍バローレンズの中古品をゲットしました。
この品物は国内在庫切れで、再入荷の予定がありません。
そこで、
UTN(個人売買掲示板)に「譲ってください」を掲示していたところ、譲渡者が現れました。
その人は、
ペンネーム:ryutaoさん、天文ファンであればピン!とくるのではないでしょうか。
ES社5倍バローレンズ、早速使ってみました。
昨日は小さなプロミネンスだったので迫力に欠けますが・・・
蛇足ですが、
1月30日に撮影した「中規模プロミネンス」の画を「反転」させてみました。
次回以降に、比較的大きなプロミネンスが出現したら、この方法で強調してみようと思います。
【夜の部】
夜には、ASI178MMの月面撮影での相性のテスト撮影を行いました。
寝ぼけた画ですが、記録としての「画」です。
🌓アペニン山脈付近
(画像をクリックすると画面が切り替わり、もう一度クリックすると大きな画像になります)
YouTube動画をご覧ください。
(右下の「YouTube」をクリックし、拡大画面にすると迫力が増すと思います)
ということで、
まだまだ使えそうな「ASI178MM」を、もう少し使ってみようと思っています。
投稿:イッシー
【+α】
2021.02.21_10h15m
本日(2/21)、淡いですが細長いプロミネンスが出現していました。
カメラが原因と思われますが、年輪状のイヤぁ~な干渉模様をどうやっても除去できません。
「反転」画像とのコラボを追加アップしておきます。
お恥ずかしい画像ですが、何卒お許しを・・・(´▽`*)
(ES社5倍バローレンズ使用)